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大石田町
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おおいしだものがたり 第百六十五話 惣町(そうまち)大石田20

更新日:2016年3月25日

惣町大石田

10.惣町財政と町目録

(1)大名行列と大石田

 大石田は公認の参勤交代宿場町でなく、隣村の尾花沢が公認宿場であった。しかし大石田は河岸場であり、宿駅としての応接も十分できたことから、諸大名の中には大石田を通過・宿泊する場合も多々あった。元文辰年には大雪が降り尾花沢の宿泊する本陣がつぶれた。このため20年間大名行列ができなくなり大石田に宿泊することとなった。時代は下がるが文化8年より天保2年までに大名行列があったが、天保2年には次の大名の通行であった。
 津軽左近将監 佐竹右京大夫 戸沢大和守 岩城伊予守 津軽越中守
 酒井左衛門尉 六郷兵庫守
 大石田には惣町運営のために会計簿が2冊あった。1冊は先に述べた導者目録であり、導者の宿泊・乗船にともなうもの。もう1冊は諸大名通過による収支決算書である。これを町目録と称した。かつて大石田が一村であった当時、一年間の村の支出入を書き上げて提出する義務があった。これを「村入用書上帳」といい、この帳簿1冊に一年間の支出が計上されていた。帳簿一冊の時期である。やがて導者が多数来るようになると、導者目録を作成し、さらには町目録をも作成し2冊となる。その上に大石田惣町四か村では各村ごと「村入用書上帳」を作っているのである。
 ところで町目録にはどのような支出入であったのだろうか、寛保元年のものを例に挙げると、

収入(はね銭)
 佐竹修理大夫 1貫637文
 津軽様の時 1貫353文
 戸沢様の時 189文
 佐竹右京様 2貫217文

 支出は50項目もあるが主なるもの20項目を挙げた。
 太ちん・小遣・道中遣・あかし代・かみの代・人馬宿礼・人馬割宿礼・荷口割あまし・馬割宿礼・漆山宿払・年始礼・小鴨二つ・手代衆へ・朧気川入用・寄合入用・山道銭・注進飛脚・夜廻り・問屋礼・馬指礼
 収入(8貫638文)支出(29貫830文)赤字(21貫192文)から寛保元年の決算書
 なお、町目録はほとんどが赤字決算であり、大名行列は各村々には多大の負担となった。

執筆者 清水 助太郎氏

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