雪害事故を防止しましょう
更新日:2022年1月19日
雪害事故を防止しましょう
毎年、雪下ろし中・除雪作業中の事故による死傷者が発生しています。
山形県内では、昨シーズン(令和2年12月~令和3年3月)に人的被害を伴う事故が191件発生し、うち死亡者が10人(約15%)、重傷者が34人(約51%)と、多くの死傷者が発生しました。
過去5年間の合計でも、事故による死傷者数が534名、うち死亡者が45名(8.4%)、重傷者が292名(54.6%)となっており、毎年、多くの方が雪下ろしや除雪作業中の事故で死傷しています。
事故が起きると事前にわかっていて事故に遭う人はいません。誰もが、「自分は大丈夫だ」と思っていながら、屋根から転落したり、落ちてきた雪に当たったりしてしまい、最悪の場合、命を落とすことになってしまうのです。
本県においては、特に65歳以上の高齢者の方が被害に遭うケースが多くなっています。
長年の作業歴や経験から、「慣れているから自分は大丈夫」と思われるかもしれませんが、「絶対に大丈夫」はありえません。
自分のため、家族のために、“万が一”に備えて、安全のための装備をして雪下ろし・除雪作業を行ってください。
(引用:山形県ホームページ「雪害事故を防止しましょう」(外部サイト))
安全な雪下ろしのポイントは8つ!
(1)屋根の雪のゆるみに注意!
その日や前日の気温によって屋根の雪がゆるみ、落下しやすくなっていることがあります。
特に暖かい日の午後は屋根雪のゆるみに注意し、雪解け水や雪の動く音に注意しましょう。
県では、気温や積雪深のデータをもとに「雪下ろし・落雪事故防止注意喚起情報」を発表していますので、参考にしてください。現在の「雪下ろし・落雪事故防止注意喚起情報」発表状況はこちら(外部サイト)
(2)安全な服装・装備で!
屋根からの転落、頭上からの落雪から頭を守るため、ヘルメットを被りましょう。
着ぶくれせず、動きやすい服装で作業しましょう。また、足の裏から伝わる感触はとても重要です。厚底の長靴は避けましょう。
(3)命綱を使いましょう!
転落防止に最も効果的なのは、命綱を使用することです。
安全帯など幅の広いもので体に固定し、正しく結びましょう。トラロープは滑りやすく、ほどける危険性もあるので、避けましょう。
命綱を結びつけるには、専用のアンカーを使う、家の反対側の柱に結ぶなど、状況に応じて工夫しましょう。
長さは、屋根の上で止まる長さに調整しましょう。
(4)はしごはしっかり固定!
はしごの昇り降りは特に注意が必要です。
屋根に対してまっすぐに、はしごの足下はしっかり固め、上部はロープで固定しましょう。
長さは軒先より60センチ以上高くすることもポイントです。
(5)使いやすい除雪道具で!
軽く、雪が付きにくいスコップやスノーダンプを使うようにしましょう。
雪を付きにくくするスプレーなどを作業前に使用しておくのもおすすめです。
(6)2人以上で作業!
万が一の事故に備えて2人以上で作業し、何かあったときにはすぐに助けを呼べるようにしましょう。
どうしても1人での作業となる場合には、携帯電話を忘れずに持ち、家族や隣近所に声をかけてから作業をしましょう。
(7)無理な作業はしない!
雪下ろしは重労働です。作業の前には準備運動をし、体調が悪いときには無理をしないようにしましょう。
量が多いときには一気に終わらせようとせず、十分な休憩を取りながら作業しましょう。
もし危ない、落ちそうだと感じたらスコップやスノーダンプを離し、自分の身を守りましょう。
(8)足場にはいつも気を付けて!
上から順に雪を下ろし、雪が滑り落ちてくるのに巻き込まれないようにしましょう。
足場は慎重に作りましょう。厚さ20センチ程度の雪は残しておいた方が滑りにくいです。
軒先は危険です。雪止めより先には足場を作らず、軒先の雪は最後に落としましょう。
(引用:山形県ホームページ「雪害事故を防止しましょう」(外部サイト))
ミニブック「安全な雪下ろしガイド」はこちら(PDF:3,093KB)
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