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おおいしだものがたり 第百四話 「最上川舟運の話」 その18.破船の発生と事故処理1

文化元年(1804年)、川前村下の相ケ瀬に於いて、破船事故が発生
この事故の例をもとに、事故処理の実態を述べることにする(天童、白田家文書)。

第1段階.事故現場の最寄りの村役人から、荷物を積み出した河岸役人へ「破船事故が発生したこと」を大至急知らせること。

 文化元年3月26日、庄内の松山藩主酒井左衛門尉が支配している左沢領地の年貢米2605俵の最上川川下げを請け負う酒田船10艘の船団の内、1艘(清太郎船頭船)が、川前村下の地内にある相ケ瀬の二ノ瀬の大岩に激突し、破船沈没事故が発生している旨の報告書を大至急に送る。
 報告者は駒込村の三役人(名主九之助・組頭半四郎・百姓代仁右衛門)
 報告の宛先役人(寒河江付き積出口役人である郡中総代の楯北村名主太右衛門)

第2段階.破船事故を起こした船の船頭から、監督官庁である寒河江代官に対し、事故の経過の詳しい報告書が提出される。

(1)積荷の内容と内訳

(2)破船に至るまでの経過

(3)破船の様子


川前村下の瀬

執筆者 小山 義雄氏

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