町内には、指定又は登録を受けている天然記念物としてのスギが3件あります。
この3件とも他にない特色が見られ、いずれも鎮守の森の巨樹(神木等)となっています。
今回は、このスギ3件について、以下に紹介します。
1.熊野神社の親スギ(町指定天然記念物)
岩ケ袋字堂浦地内にあり、熊野神社側からの根周7.35メートル、目通り幹囲5.15メートル。高さは33メートルにおよんでいます。地面からおよそ4メートルの上部で、主幹が分岐して2幹となり直上しています。枝張りは、北に7メートル、南に9メートル、東に3メートル、西に7メートルで、大枝は、垂れ下がっています。この樹木は古来から自生する地スギで、樹齢は400年以上あり、樹勢はきわめて旺盛です。
このスギは町内では最も大きなスギの樹木で、熊野神社の信仰により支えられて残ってきたものと考えられています。
2.阿弥陀堂の親スギ(町指定天然記念物)
小菅地内の阿弥陀堂裏にあり根周6.05メートル、目通りの幹囲6.25メートル、高さは27.5メートルの単幹型の地スギです。下枝は西へ約5.5メートル横へ伸びた後L字型に上に成長し、東は5.4メートル横に伸びた後、L字型に上に成長しています。
このスギは古来から自生するアシオスギ(ウラスギ)の巨樹で、樹齢は約400年、「小菅の親スギ」として知られています。
この樹木は推定された樹齢からみるとやや小形ですが、最上川岸という風害等の受けやすい立地条件からくるものであるといわれています。L字形の樹枝をもつ、特色ある美しい樹形が高く評価されています。
3.八幡神社の親スギ(町指定天然記念物)
鷹巣字上北原の八幡神社境内にあり、根周4.51メートル、目通りの幹囲3.78メートル、高さは34メートルのスギで、樹齢は300年と推定されています。
このスギは、根周と幹囲との差が他の町指定のスギに比べて小さく、すらりと整った形をしており、高さも町内では一番高いとされています。
八幡神社の境内には、この樹木のほかにも20数本の大きなスギがあり、地域のシンボルとして親しまれています。
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