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おおいしだものがたり 第百十八話 「最上川舟運の話」 その32.横山河岸(6)

更新日:2016年3月25日

各河岸で働く大石田各村の船頭

天明5年(1785年)「書付を以願入申事」長井政太郎氏所蔵
(「大石田川船役所の設置とその背景」横山昭男氏論稿)

書付を以願入申事

河岸名
村名

大石田
河岸

横山
河岸

本楯
河岸

寺津
河岸

船町
河岸

大石田 31 7 2 7 2 49
横山 13 13 2 5
33
来迎寺 2
2 4
8
今宿 7



7
川前 1

1
2
田沢 1



1
深堀 2 1 1

4
海谷 1

1
2
大浦 1



1
鷹巣

2

2
59 21 9 19 2 110

重要な役割をはたす大石田河岸と横山河岸

 申すまでもなく、船頭とは船を運転する人、また船持とは船の所有者である。両者とも船を利用して運送業をはじめ商取引などを行っている人である。いわば、商業資本家階級の人達である。しかし「船持とても百姓商人兼帯之儀ニ御座候得ハ、船持難儀之趣ニ御座候」とあり、船持も百姓と兼業の者が多く、大変苦労の多い商売であった。船持は、当然身元の確かなる人、技術のしっかりした人を船頭に雇い営業活動を行いたいと願う。
 上の表を見ると、大石田には49人の船頭がいる。その内、大石田河岸で働く船頭が31人、横山河岸に7人、本楯河岸に2人、寺津河岸に7人、船町河岸に2人働きに出ていることを表す。また、大石田河岸荷には、各村から59人の船頭が働きにきている。その内、大石田の人が31人、横山から13人、今宿から7人という具合である。
 天明5年、大石田の各村には、合わせて110名の船頭がいたことが分る。
 船頭の数は、大石田と横山が断然多く、舟運に係わる重要な村方であったといえる。
 勿論、この表に現れない大石田河岸や横山河岸に働きにきている船頭がいたはずである。例えば大槙の船頭、富並の船頭などであるが、その数や出身地はわからない。


虹の大橋から上流を望む

執筆者 小山 義雄氏

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